子どもは芸術家といわれたりしますが、その感受性の豊かさに驚かされます。
その子特有の世界観があって、直感・洞察力に優れています。
また、良くも悪くもまだ考え方が確立されていないので、広い視野で物事を見られますし、吸収もはやいですね。
これを受けて、子どもは白いキャンパスだとよく表現されますね。
真新しいスポンジのような脳でさまざまなことを吸収し、それを自分のキャンパスに描いていくといったところでしょうか。
こうした子どもたちにより良い経験をさせたいと願うのは親として当然のことです。
ここでは、子どもたちにさせたい経験のひとつとしてのサマーキャンプを見て生きたいと思います。
サマーキャンプのいろは
長期の休みを利用して、子どもたちだけで、自然を満喫しながら宿泊するというプランが数多くあります。
日帰りのプランもありますが、ほとんどは2泊3日、長期だと30日というプランもあります。
子どもたちだけといっても、もちろん数人の大人が付き添って子どもたちを安全に誘導します。
しかし、大人はあくまでサポート役にまわり、子どもたち自身で行動計画から実行までをやるところが多いです。
こうした、企画の目的は子どもたちの主体性を育てることにあるからです。
また、年齢層に幅があるところも特徴のひとつです。
低学年用のプラン、幼児のプランと分類されているものもありますが、学年をまたいでの子どもたちの交流を図れるところもメリットのひとつです。
キャンプの内容は主に自然と触れ合うことを目的とした野外活動です。
感受性豊かな小学生のうちに大自然と触れ合える機会はとても貴重な経験となります。
キャンプから学ぶこと
キャンプでは、基本的に、学年の違う子どもたちとも一緒に行動しますがこのことは子どもたちが社会性を身につけるのに役立ちます。
学校では、同じ年の友達と行動することがほとんどですが、実際に社会に出ればそんなことはありません。
年齢も性別も異なるさまざまな人間関係の中で、うまく立ち回っていくことが必要です。
また、そうした社会性は大人になってからでは、早々に身につけられるものではありません。
まだ柔軟な幼少期から身につけておくのが得策でしょう。
生活習慣についても同じことがいえます。
早寝早起が健康に良いことはわかっていても、大人になっていざそうしようとすると難しいものがあります。
他方、幼少期から良い生活習慣が身についている人は大人になっても自然と良い生活習慣になりやすいといえます。
社会性と生活習慣を小学生のうちから身につけるために、キャンプは最適な場所です。
感性を刺激する
キャンプには、柔軟な小学生の脳を刺激するプログラムがたくさん用意されています。
例えば、夜空を見上げて星を観察するプログラム、自然から拾った木ノ実や葉っぱを使ってアート作品を作るプログラム、森の探検等です。
どれもみな、都市部では経験できない貴重なもので、子どもの記憶にも残ることでしょう。
また、カヌーに乗って川を下ったり、壁を上るウォールクライミングといったアクティブなものもあります。
いずれにしろ、小学生の感性を刺激するようなものばかりです。
幼少期に体に染みついた記憶は大人になっても忘れないといいます。
小学生の今だからこそ、宝の経験を積ませてあげたいですね。